オルソケラトロジーとは、コンタクトを眠っている間に装着しておき、
角膜のカーブにクセをつけて、日中に裸眼で生活できるようにする視力回復法です。
夜の間にコンタクトによって角膜の表面を平らにし、
変形した角膜はコンタクトを外した後もしばらく持続し、
日中はピントが合った状態で過ごせるようになるのです。
わかりやすく説明すると、ハードコンタクトを外した後、眼鏡をかけると、
度が合っている眼鏡のはずなのに、よく見えないという経験をしたことはありませんか?
これはオルソケラトロジーと全く同じことで、
コンタクトによって角膜が変形し、目の度数が変わってしまっているのです。
オルソケラトロジーのメリットは何といっても手軽であること。
手術ではありませんから、目にメスを入れることも、レーザーを当てることもありません。
ただ、夜間の装着をやめてしまうと、数日経てば目の度はまた下がってしまいます。